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密教、仏教、精進料理、望診法の

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仏教と密教

仏教と密教

戒律散歩 寄り道

なぜ、殺したり盗んだりウソをついてはいけないのか。 いけないものはいけない、だめなものはだめ。 戒めが無く、止悪修善ができないと、心が清涼にならない。心が清涼にならないと、精神統一や瞑想行ができない。 蚊を殺すのと、殺さない場合とは、業が変...
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戒律散歩 三丁目

真言密教の戒の本体、修行の原動力となるものが三昧耶戒さんまやかい。 『三昧耶戒序』には、「今、授けるところの三昧耶仏戒とは、 ありのままの真実体である大日如来によって説かれた、 真言密教の戒である。 もし善男子・善女人、 比丘・比丘尼など、...
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戒律散歩 二丁目

日本の仏教徒は、戒律を保つ習慣が無く、悟りを目指す人も稀なので、本当の仏教とは言えないのですが、いろいろ方策は考えられています。 密教では、『大日経』等に説かれる四重禁戒を採用し、戒の具体的な規定としています。 1,不応捨正法戒 (常に密教...
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戒律散歩 一丁目

高野山で最初に授かるのが、菩薩三聚浄戒ぼさつさんじゅじょうかい菩薩が受持しなければならない三種類の浄らかな戒。1,摂律儀戒しょうりつぎかい  もろもろの悪をなさない。  これを保つことで、真如そのものになる。2,摂善法戒しょうぜんぽうかい ...
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精神と物質 まとめ

この二つは、ひとつのものを、二つの面から見たものであり、ふたつに分かれていても、本質は一つ。 精神物質こころもの自分自分以外感じる、想う、はからう、記憶する見るもの聞くもの在るもの妄想かもしれない真実かもしれない脳内事実 両方とも実体のない...
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真実が展開する観想

『即身成仏義』には、万物の本体である六大(地水火風空識)が、一切の仏と一切の衆生と一切の国土環境を創造する、とあります。それはどういうことか。『大日経』巻三 悉地出現品第六の偈が引用されています。これはもともと、仏が現れる姿を説いたものです...
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私は何?

凡人の性質は五蘊という、五つの執着する要素(迷いと苦の原因)で作られています。色蘊・受蘊・想蘊・行蘊・識蘊の五つ。蘊は「集まり」 色はモノ、肉体。受は感覚(見る)想はイメージ(見たものはネコ)行ははからい、心で決めること(ネコはかわいいなあ...
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目の前にある現実が曼荼羅(悟りの境地)

万物の本体は、地・水・火・風・空・識という六つの性質です。大地のような、水のような、火のような・・・。 万物の姿は、イメージ・シンボル・文字・働きという曼荼羅です。 曼荼羅は、すべての徳を備えている、欠けるところがない悟りの境地、という意味...
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災いの原因

『性霊集』第六「天長皇帝、大極殿に於て百僧を屈して零あまごいする願文」には、「三綱弛ゆるび乱れて五常廃すたれ絶ゆるときは、 旱撈飢饉し邦国荒涼せり。 国十善を行い、人五戒を修すれば、 五穀豊穣し万民豊楽なり」 (道徳が衰退し、人民が乱れる時...
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イメージと印象

仏教の目的は転迷開悟、人格の完成。それは、迷う前の自身です。汗やホコリで汚れる前の、買ったばかりの服みたいな。真実界は自性が無いので、空で不垢不浄の印象を、瞑想によって捉えます。 悟りのイメージは、何にも執着していない、何にも染まっていない...