護摩では色々なものを焼きます。
段木という薪。
ウチでは古いお札、杉やヒノキをナタで割って作っています。
24センチくらいを1回の護摩で36本。
木は燃料ですが、これを仏の慈悲と見ます。
それが智慧の火の元となる。
そして乳木。
これを迷い煩悩として智慧の火で焼き、
如来の徳を完成させるために燃やします。
18センチくらいのものを129本。
この木は乳汁の多量な、
甘味酸味のある香木を選ぶ、とされています。
ウチではハゼ、桑、ヒノキ、杉などを割って作っています。
皆さんがお願いごとを書く添え護摩は、
ヒノキの薄い板で業者から買っています。
これは15センチくらいのものを約50枚。
その他、沈香・白檀・丁子・ウコン・龍脳などを細かくした「塗香」
これはお清めと戒を保つために。
クコやカンゾウ、モクランなどを和合した「薬種」
これは煩悩という病の治療のために。
丁子、白檀、沈香、龍脳、芥子などの粉末を丸めた「丸香」
これは瞋りの煩悩として焼き、
同じものを粗く砕いた「散香」は、
疑いや細かい煩悩として焼くとともに、
精進の心を供養します。
「樒」の葉。戯論を焼く意味があります。
「五穀」
貪り、瞋り、無知、慢心、疑いの五悪を焼くとともに、
波の無い静かな心を供養します。
ごま油に蜜を混ぜた「蘇油」
煩悩の乳木に油をかければより燃えます。
智慧の火をより強くすることもできる。
「飯食」
これは洗ったお米。
生死世界の果、煩悩の象徴。
「加持物」
これは白ごま。
右手親指人差し指でつまんで108回、
この世がそのまま浄土になって、
世界がしあわせになるよう祈りながら、
真言を唱え、炉に投げ入れます。
護摩は炉で焚いて、
作法の後は安全のために蓋をします。
だからまったくの灰にはならないで、ほとんどが炭になる。
良質の供物を拝んだ、ありがたい炭。
炭素だからとても陽性でアルカリ。
浄化作用バツグン。
時々、
畑に蒔く、と持って帰る人もいます。
線香護摩という作法では、
線香の灰ですから、
白くてサラサラしています。



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