真実在　いのちのあらわれ

その時、
時間は無くなり
空間のみあります。

陽性が消え、陰性な世界になる。
ですから、
遠心力の大きな世界
無限に拡がるだけ。

現実には、
そんな世界は破裂してしまうから存在できません。

ただ、心のなかにあるだけ。
無限とはそういうもの。

分かった、という時、
何かを越えた時、
それに似ています。

おそらくこれが、
不生不滅になる、ということで、
無我であり大我。

自心中に、
真実と現実が相応しています。

世界は地水火風空識の六大が本体ですが、
それらは実在ではありません。

地のようによりどころとなるもの、
つまり、無限の不生不滅なもの。

水のように生命を育むもの、
言葉を越えたもの。

火のように力のあるもの、
迷いを燃やすもの。

風のように流れ、
縁と条件を越えたもの、
迷いを吹き飛ばすもの。

空のように、
広く大きく、
無差別無分別無執着無染なもの。

心とはそういうもの。

世界とはそういうもの。

純粋なもの、
だから無限なもの。

仏（真実・自心・宇宙法界）のいのちが、
あらわれている景色。

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