仏教と密教 心の姿 『菩提心論』に、 求道の心を起こしたら、その無上菩提こよなきさとりの行相ありさまのいかなるものなのかを知るべきである。 とあります。 大いなる宇宙の一員なのだから、その真理に近づこう、と。 そのありさまは、勝義みちもとめ 向上心行願すくい... 2024.07.27 仏教と密教
仏教と密教 花のように涼しく 花を見ると、ほっとします。心安らぐ。暑い日でも、ちょっと涼しくなる。 そんな、花のようになりたい。 水の中から姿を現す水連は、水が火を消すように、灼熱が消えた清々しい姿。 土中から咲く花も同じ。 泥水から咲いても、それに染まらず、清浄な姿を... 2024.07.23 仏教と密教
仏教と密教 自由、ありのまま 成仏さとりの実現には、「法爾自然ありのままの計らいなき心をもって、 普賢まったきほとけの大菩提心に安住すべきである」と『菩提心論』に説かれます。(『現代語の菩提心論と解説』) 生きものが呼吸している、朝起きて活動し、夜眠る時も。その世界は完... 2024.07.18 仏教と密教
仏教と密教 しあわせになろう 多くの仏教的立場では、全員に仏性ぶっしょうがあるので、修行して、それを開発すれば悟れる、仏しあわせになれます。 仏性は、無限の可能性、悟る原因、迷い煩悩があっても無くても関係ない。 悟りとは、みんながしあわせになること。 誰でもしあわせにな... 2024.07.17 仏教と密教
仏教と密教 青い体験 1980年夏、18歳。 父親の車を運転し、いろは坂を上り、中禅寺湖を過ぎて、戦場ヶ原の西、小田代ヶ原へ。 あのころは自家用車で草原まで入れました。 ミズナラの林、シラカンバの木。 美しい草、湿地。 じっとしていると、霞がかかります。 それが... 2024.07.16 仏教と密教
仏教と密教 成仏を考える 『大日経』の正式名称は『大毘盧遮那成仏神変加持経』サンスクリット名は、Mahāvairocana-abhisaṃbodhi-vikurvita-adhiṣṭhāna-vaipulyasūtra-indrarāja nāma dharmapa... 2024.07.14 仏教と密教
仏教と密教 お菓子をあきらめる ヒトは瞑想(妄想)するタイプの生き物なので、せっかくだから真実を追い求めるといい。 先日、なんだかよさそうなお菓子を買いました。帰宅して、袋を開けようとしても、うまくいかない。ハサミを使おうかとも思ったけれど、そこまでしなくていい。 開かな... 2024.07.12 仏教と密教
仏教と密教 よく観る 暑さは変化します。一時として同じではない。 山や川、町や鉄道、暑さを感じる私の身体、そういうものは、今あるけれど、 永遠ではなく、毎日変化して、同じものはひとつもない。 そして、見聞きして知るものは、すべて自分の心に由ります。 迷い、迷いの... 2024.07.09 仏教と密教
仏教と密教 出会い 高野山在学中に、花園・法金剛院、広沢・遍照寺の十一面を何度もお参りしました。好きになったみたい。 強烈な印象を十一面観音に持ったのは、井上靖の『星と祭』。 読んですぐに、そこに書かれている観音さま周辺を拝みに、琵琶湖のまわりを旅しました。若... 2024.07.05 仏教と密教
仏教と密教 すべてがきよらかな理由 心は条件によって生じますから、本体はなさそうですね。では、生じたものはきよらかなのか。 『理趣経』の内容は、「いっさいのものは清浄にして妙なるものである その原理をあきらかにする」 この道を知れば、知るべきことを知りえぬ障り心に悩みをもたら... 2024.06.30 仏教と密教