三摩地はサンスクリット語サマーディ・ samādhiの音写語。
古い訳では三昧。
仏教、特に密教では最も重要な修行項目、行為であり、
これによって成仏を目指します。
内容は、
深い精神集中、
寂静な状態の心
静かでまとまった心
心臓(胸)や額に意識を集中する方法がポピュラーです。
例えば、
心臓に蓮華がありその上に月輪があります。
大日如来の月輪=心臓と、拝む人のそれが合一する、
それを加持と云います。
五蔵三摩地観などでは、内臓と智慧の関係が説かれます。
例えば、
a字は肝臓であり、目に影響し、
肝の強化(三摩地)によって大円鏡智(鏡の如き智慧)が得られます。
お腹の具合が悪いと、心も不安定になりますが、
脾臓(腑なら胃)の強化によって、
大日如来の法界体性智(悟りのありのままの智慧)が得られる、
と五行説+五智で説くのは、重要なことと考えています。
お腹が弱ければ得られないものがある。
※LINEグループ「仏教マニア」開設しました。