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人間を構成するもの

仏教と密教

『般若心経』の冒頭、
観自在菩薩行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度一切苦厄
「観自在菩薩(修行者)が智慧の修行を実践して、
 五蘊ごうん(肉体と心)は
 固有の本性・実体を持たないくうであると見極めたので、
 あらゆる苦しみと災いを克服した」

この五蘊(pañca-skandha)は、
五つの集まり、ということ。
そのいつつは、
色蘊(物質:肉体)
受蘊(感じること)
想蘊(想うこと)
行蘊(計らうこと)
識蘊(認識すること)

僕ら凡人は、
この五蘊が
仮に集合したもの、
と考えています。
空ですから。

聖者達人覚者ブッダは、
五蘊の中身が違う。

かい蘊(いましめ:すべてのよりどころ)
じょう蘊(静かな心:潤い)
蘊(有無と事実を理解している:エネルギー)
解脱げだつ蘊(解放されて自由な心:風)
解脱知見げだつちけん蘊(解脱の自覚:すべてを包み込む空間)

勉強トレーニングすれば、
そのようになれる、
と思えば、とてもうれしい。

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