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無から有が生まれる

仏教と密教

見るものは仏(悟り)の象徴
聞くものは真言陀羅尼(仏の説法)
そうして、
見て聞いて生じる心は真実。

この心と真実と本尊は同じです。

もちろん、
この真実も実体はなく形無く、
言葉と心から離れている、

ただ、ありのままにある。

そんな感じ。


それはさておき、

あらゆるものは生じては滅する、
永遠不変常恒なものはない、
始めがあって終わりがある、
というのが現実世界の真実です。

でも、
無限なものがひとつあります。

この心も実体はないけれど、
空間的にも時間的にも無限。

どこまでも限りが無い。

思いつくすべてを含んでおり、
思わないものは知らない。

この無限の心から有が生じます。
仮の有ですけれど。

身の回りのものは心から生まれました。

無限の心を、自性清浄心、虚空、法界とも云います。


イメージしてみましょう。

無限が私を作り、生かす、と。

肉体は有限だけれど、

真実(心、宇宙)は無限。

全てのものは無限が変化したもの、

私の中に無限がある、

だから私は無限である。

だから、心配はいらない。

ありのままにあり、

そしてすべては変化します。

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