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龍心 龍王 宝珠

仏教と密教

龍は神話・伝説の生きものですが、
仏典にも登場します。

『大日経 』住心品にあるのが、
六十心のうち龍心

宮坂先生の『和訳 大日経』には、
「いかなるものが龍心ぞ
 広大の資材ものをば思念す」

資本家が利益を追求するような心かな。

善心悪心どちらでもない心
無量の心を越え、
本来のきれいな悟り(心)が生じます。

それが空。

インドで古くからナーガ(龍)、ナーガラージャ(龍王)の信仰があります。
水神さまかな。

それが仏教に取り入れられ、
仏法を守護する天龍八部衆になっています。

『法華経』には八大龍王が登場し、
お釈迦さんの教えをうけています。

日本にも、
龍神さま、龍王、龍宮などがあり、
やはり水に関わる神さまかな。
水に関われば、豊漁・豊作祈願の神さまにもなる。

お大師さんは、
京都神泉苑で、善如龍王を勧請して請雨を祈っています。

今も竜巻がおこりますが、
あれは、龍が天に昇るのかな。

『御遺告』24には、

如意宝珠は鳳凰の肝、龍王の脳中にある云々
とあります。

如意宝珠は真実そのもの、あらゆるものの主体となるもの。

つまり、心。

無数の迷いの心があります。

それは、

感じる、思う、計らう、知り分けるという認識作用があるだけで、
実体的な存在(自我)は無い。
無いものを有ると見ない。
そういう立場があります。

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