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密教、仏教、精進料理、望診法の

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木の葉が落ち 涙が流れる

仏教と密教

撥遣はっけん という作法があります。

仏・菩薩等を本所へ奉送すること。

なので、
仏像、牌、仏壇、石塔などを
修復、処分する時にも、
この作法を行います。

精霊抜き・魂抜きなどと云う。

撥遣の真言は、
oṃ vajra mokṣa muḥ
オーン 金剛解脱尊よ ムフ

『中印流の研究』には、
金剛の発遣よ
自心中の尊が心内の本宮に還りたもう
自心の覚の心花をもって解脱涅槃の地へ置く。

『秘蔵記』には
解界に華を投ぐるは
仏位は是れ常楽我浄なり
是れ即ち解脱の位なり
当に観想すべし
我覚心の華を持って解脱地に致すと

『宗秘論』78は、
教法は本とたごうことなく、
牛と蛇との飲水のごとし。
牛が飲めば蘇乳となり、
蛇が飲めば毒剌郟となる
智覚は菩提を成じ
愚学は生死を成ず
衆生の解脱せざるは、
ただ名利を貪るによる

己を他に従えんと欲わず、
ただ他を己に従えんと欲う

禅語では、
おくつろぎあれ
お茶をおあがり
部屋へ戻って休め
と、坂内先生の『真言陀羅尼』にあります。

解脱vi-mokṣa、mokṣaとは何か。

梵和大辞典には、
vi-mokṣa
ゆるむこと、ほどけること
からの解放または救助
魂の救済
釈放すること
放棄
涙を流すこと
冨を与えること
矢を放つこと

mokṣa
からの解放・釈放または脱失
未来の輪廻からの解放
永遠の解脱
木の葉等の落下
涙を流させること
流すこと
髪を解くこと
問題の解決
矢を放つこと
穀粒を播くこと

秋になって
涼しくなって
木の葉が風に舞う。

自他の清浄を観じ、
涙が流れる。

そんな感じかな。

『吽字義』に
今、仏限をもってこれを観ずるに、
仏と衆生と同じく解脱の床に住す。
これもなくかれもなく、
無二平等なり。
不増不減にして周円周円なり。
すでに勝劣増益の法なし。
何ぞ上下損減の人あらんや

とあります。

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