田中先生の『三昧耶戒序の理解』に、
大菩提心は最勝の妙慧を直観し、
第十住心の智慧そのものになることである。
三密瑜伽によ って宇宙大の一心が円現する。
行者の苦悩はここにおさまる。
行人が 一心を知り 一心となる時、
智と悲は 一切の制限をすてて無限のものとなる。
オレが、私が、という個別心ではなく、
みな含む全体心(一心)が仏の心。
そこに直入する方法が三密行。
仏の行いをし、
仏の言葉を唱え、
仏の想いになる。
一心は一ですから、
仕切りがない。
大空のように無限になり、
広々する。
少なくても、
拝んでいるときはそうなりたい、
と練習します。