「ありのままに自心を知ること」
(大日経)
「自心の源底に通達し、
法界そのままに自心となり、
すべてがあるが如くに、
そのように我はある」
(金剛頂経)
「もし自心を知るはすなわち仏心を知るなり。
仏心を知るはすなわち衆生の心を知るなり。
三心平等なりと知るはすなわち大覚と名ずく」
(性霊集)
覚り、悟りは体験、印象なので、
多くの場合、自分がさとったかどうかはわかりません。
それに、個人的なものです。
そして、
その内容は主観的です。
経済的、健康的、人間関係に悩む人を救うことはできません。
現実世界と異なるから。
これを、
現実世界こそ真実である、
世界は大日如来の三昧耶である、
というのが密教の立場。
おそらく、
覚りの前提は梵行です。
ですから、
すべての人が悟ったら
人類は滅亡してしまうかもしれない。
さとりに関係なく
いのちは生き延びるために生きています。
種が存続するために。
そして、このいのちは、
肉体が存続するような方向で生きています。
さとりは風邪のように伝染します。
覚った人は、微笑んでいるから、
周囲の人も同時にさとる。
いずれにしても、
心は無限。
それを体験することはすばらしい。


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