真雅僧正の言葉、
阿字本不生のこと。
それは、
生命の本源とか真実の自己。
生じるものは滅する
生じないものは滅しない、
ということ。
あらゆるものは変化して、
永久不変固定の実体はありません。
すべては、
生じては滅しています。
では、
どこから生じて、
どこへ滅するのか、
始まりの無い昔から
終わりのない未来に通じて、
変化しながらずっと生成発展しています。
何もかもが。
そういう立場でみれば
全部が本来不生不滅。
ウサギの角や亀の毛は、
実体が無いから、
生じないし、滅しない。
萬有の本体もそうである、
というのが阿字本不生。
変化しないことに執着せず、
変化していることに成りきる、
という感じかな。
生きている間は、
生き抜く、ということかな。
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