虹がかかり、
雲が覆い、
砂ぼこりが舞う。
でも、空は空、そのまんま。
空劇場で、
何かが始まって終わっているだけ。
いいこともあるし嫌なこともある。
空劇場で始まって終わります。
元々きれいなシャツは、
汚れても洗えばきれいになります。
心も同じ。
空には風が吹く。
心にも解脱の風が吹く、
気がつかないだけ。
『吽字義』に、
高山漢をおかし、曾台、天を切るというと難も、損減せざるものは大虚の徳なり。
劫水、地を漂 し、猛火、台を焼 くというと雖も、しかも増益せざるは大虚の徳なり。
一心の虚空も亦たまたかくの如し。
中川善教先生の訳では、
たとえジェット機が天の川を飛び、
爆弾が天空にうちあげられようとも、
ふえもへりもしないのが虚空である。
心の本体も現象界の影響を受けるものではない。
今日も空は大きく広い。
いつもと同じ。
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