お不動さんと観音さま

不動明王でもっともポピュラーな真言は慈救呪じくしゅ。
namaḥ samanta-vajrāṇāṃ caṇḍa-mahāroṣaṇa sphoṭaya hūṃ traṭ hāṃ māṃ
帰命したてまつる　あまねき諸金剛尊よ　暴悪なる大忿怒尊よ　粉砕したまえ　フーン。
守護神ですね。

人の幸せ、安全を壊すものに怒り、
教え諭し、
力ずくでも止めさせる、

迷い愚かさ煩悩をやっつける。
その方法が怒り。

肝臓の力。

暴力も辞さない、昔の優しい教頭先生。
近所のおじさん。

観音さまは、アヴァローキテーシュヴァラ(Avalokiteśvara)といって、
観察する自在者みたいに訳します。

妙なる見極めの知恵で、
よくよく観察して、
正しく応援してくれる。

真言は、
oṃ ālolik svāhā
オーン　泥土より生じた者よ　スヴァーハー。

世間の汚れになかにいて、
そこから茎を伸ばし、
汚れに触れない、慈悲の花を咲かせ、
人の心を清浄にする。

脾臓の力。

常に微笑んでいる音楽の先生。
親戚のおばさん。

悟りは迷いの中から生まれます。

とにかく、
周りにはお不動さんや観音さまみたいな人ばかりいます。

気がつくかどうか。