一定の区域を限ること。
邪魔が入らないように、かな。
ここからこっちは入っちゃだめよ、
なんて。
修行道場は、
魔障の侵入を防ぐために、
一定の境域を限って結界します。
お大師さんは、
高野山を七里結界しました。
拝む場所、
住む場所、
世界全体、
つまり、
心内を結界します。
結界は『陀羅尼集経』4.12、
『一字仏頂輪王経』4
などに説かれます。
僕らが拝むときは、
心そのものを表す檀の四隅に、
橛を打ち込み(杭を打つ)
四方に墻をめぐらし(囲いをする)
上方に網を張り、
墻の外を火焔で囲み、
更にその外を重ねて結界します。
心内の煩悩を断除して、
自心本具の仏性を顕現させるため。
こんなにしなければ、
できないのだろうか。
普段の生活では、
魔が入らないように、
悟りの心が現れるように、
いつも真言を唱える、
善いことを思う、
微笑む、
こだわらないでサラサラサラサラ。


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