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虫と生きる

仏教と密教

私の好きな虫のひとつが、
ハエトリグモ。

部屋の中をぴょんぴょん跳ねて、
コバエやダニを食べてくれる。
手に乗ると、
首を傾げてかわいい。


『虫のゐどころ』(フランス文学者で昆虫博士の奥本 大三郎 新潮社)
はおもしろい。
まあ、居所が悪いのですね、世の中どこもかしこも。
そこにこうあります。

「今の世の中でもっとも有り難いものは、
 きれいな水と静けさと上品な言葉づかいであると私はいつも思っている。
 しかしこの三つが全部いっぺんにそろうことは、めったにない」

「腹の虫」「虫のいい話」「虫が知らせる」の虫は、
中国由来の三尸さんしという体内に住む虫。
どんなものだろう。

虫が好かない、
なんていうのも虫?
気、神経、深層心理?

「食事作法」にある蟲食偈ちゅうじきげ

我身中有八萬戸
一一各有九億蟲
済彼身命受信施
我成仏時先度汝。

身体の中には八万の小さな虫がいて、
それぞれ役割を持って機能し、
僕らの心身を支えている、

おそらくそれは細胞?

その細胞一つ一つに感謝して、
細胞一つ一つが悟りを得るよう祈る。

大きな空や海はもちろん、
小さな弱い虫などを祈ることは、
とても良い。

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