「この身の脆きこと泡沫のごとく
吾が命の仮なること夢幻のごとし」
(『性霊集』第八 78)
『釈論』に
五種の言説が説かれ、
その中に夢言説があります。
『弁顕密二教論』果分可説のところから引きます。
「夢の言説とは
もと過去に受用し経験せる因縁生の虚妄の境界をつねに思念することから、
その境界を夢み、
その夢の覚めおわりたる後、
それが虚妄の境界によって起これるもので、
実体があるわけではないことを知りて生ずるものである」
(『現代語の十巻章と解説』より)
夢は過去の経験の現れ、
虚妄である、
ということ。
将来の夢、人生の夢は、あると楽しい。
夢は希望を、
希望は楽観的な思考を呼び、
困難を乗り越える力になると考えています。
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