お父さん、買い物に連れて行って。
と言われて次男とスーパーへ。
板チョコやバターなど買っていた。
半月遅れのホワイトデーらしい。
妻と台所でごそごそ作っていた。
あの日からずっと休校で自宅待機。
今日は卒業式。
体育館は壊れているから図書室で。
卒業生15人と父兄と先生がただけ。
在校生はいない。
もしまた大きな揺れが来たら、
図書室の出入り口は一か所だから何となく緊張感もある。
小さな学校だから、
どの親も、
我が子以外もみな自分の子のように扱う。
ひとりづつ卒業証書をもらって、
歌があって、
狭い教室で質素で温かい式だった。
あの日、よくもまあ、ちゃんと家まで帰って来てくれたもんだ。
ひとりづつ先生が帰してくれたらしい。
先生も親も、
ようやくこの日を迎えられた、
という顔をしている。
生きていて良かった、
と思う卒業式なんて初めてだった。
まだ一日に数回、大きな揺れがあります。
僕らは地震や放射能に慣れてしまって、
ああ、またか、なんていう感じだけれど。
久しぶりに子どもらの歓声に包まれて、
太陽も輝きがいがありそうだった。
式のあとの教室で、子どもらが詩を読んだ。
僕らは遊ぶ
僕らは食べる
僕らはケンカする
僕らは仲良くなる
僕らは生きている。
輝く未来がある、将来の希望がある。
・・・
先生も父兄も泣いた。
あれから15年、
次男も社会へ出て元気に働いています。
彼女もいるみたい。
あの時から、
多くのかたが亡くなり、
今もつらい人がいます。
故人の菩提と、
復興平安をお祈りいたします。

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