汽笛警笛が聞こえます。
この音はどこまで届くのだろうか。
だんだん小さな音になって、
いつかは、まったく無くなるのだろうか。
他の音と、
空気全体に混ざって、
ひとつになるのだろうか。
コーヒーとミルクが混ざるように。
汽笛という区別が無くなるけれど、
それはある、という世界。
唱えると声が出ます。
なぜ唱えるか。
心を静める
精神統一、精神集中
子が母を呼ぶように
仏をよぶ。
好きな人に会うために唱える。
それになりたくて唱える。
仏の言葉を唱えれば、
仏の言葉を聴き、
仏の心を味わう。
私の口から宇宙へ、
宇宙から心へ、
そして、
心から私へ。
唱える、聞く、
そして、それになる。