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”ひとつ”と”いっぱい”

仏教と密教

世界にはこのふたつがあります。

見るもの聞くもの嗅ぐもの食べるもの触れるものは、
いっぱいあります。
感じること、思うこと、計らうこと、心にとめおくことも、
いっぱい、無限にあります。

それら全部を宇宙と観れば、ひとつになります。
世界には、
それらを感じる「自心ひとつ」しか無いのかもしれない。

Tシャツに表裏・前後があり、
いろいろな模様があっても、一枚のTシャツ。

粘土でネコを作れば、
そこには口、耳、手足、シッポといろいろあるけれど、
どれもネコ、いや粘土か。

ひとつの平等世界と観るか、
別々の区別ある世界と観るか。

真実と現実か。

大切なのは、
ひとつのなかに、いっぱい(つまり無限)があり、
いっぱいのなかに、ひとつがあります。
別々ではない。

そして、
どこまでが表か、前か。
どこまでが口か足か。
そういう区別は本当にあるのか。

自心の中に世界があり、
迷いも悟りもあり、
楽しいことも嫌なこともある。

世界の中に、自心が満ちている。

そういうふうに考えると、
心がうまく調いやすい。

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