本日寅の刻、
十一面観音護摩供拝みました。
お申込みいただいたお札などは、
本日中に発送します。
さて、
長時間の呼吸法や瞑想が、
心身の不調につながることがあります。
多いのは錯覚、妄想、
幻覚、幻聴、
集中力の欠如、
欲望が制御できない、
お腹の不調、痔、
頭痛、胸の痛みなど。
体調を調えてから拝みます。
拝んで身心の不調を治すのではありません。
呼吸法は、
心を調えるため準備で、
長い時間行う必要はありません。
ゆっくりした腹式呼吸を3回で良いでしょう。
調気も、
『無畏三蔵禅要』には三度、と書かれています。
正しくない長い呼吸法は、
内臓に負担がかかる場合があります。
呼吸法や瞑想時、
気血の流れが普段の生活時とは違いますから、
あまり長い時間行うと、
内臓や神経が驚いたり、疲れたりします。
その辺は慎重にするべきです。
瞑想は心の統一法ですが、
これも長い時間おこなえば、
集中力がなくなり、
妄想や錯覚に邪魔されます。
さらに、
勉強不足の人は、
事実と妄想や錯覚の区別ができないので、
そのような時間を瞑想して過ごすのは、
あまり良いことではない。
瞑想とは、
自性清浄心を見つめることです。
その心は、
貪欲を離れているから清浄
瞋りの熱悩を離れているから清涼
愚痴を離れるから光明、
愚痴とは、
事実と事実でないものを区別できないこと、
無いものを有る、と思うことです。
その心に住することは
執着と差別のない三昧です。
おそらく、
その三昧に浸るのはほんの数秒です。
瞑想とは、そういうものです。
結果をもぎ取ろうと、
無理に長時間坐っても効果は期待できず、
妄想を妄想でないと錯覚する可能性が高まるだけです。
呼吸法(調息、調気)は、吐いて吸ってを3回、
瞑想、観想は3分から6分程度、
が、よろしいでしょう。
それくらいでしたら、精神集中できます。
その短い時間を、毎日続けます。