時刻表と仏教経典

時間があれば、
時刻表を読みます。
じっくり読みふける。

イメージします。
ああ、
あそこに今、この列車が何両編成で走っている。
昔とはずいぶん変わった。
このイメージは事実と変わらないはず。

いつどこでどんな列車が走っているか知っているけれど
乗ったことは、ほとんどない。

でも、何かあれば、
どこからどんな方法で、
どんな切符を買えばよいのかすぐわかります。

経典もじっくり読みます。やたらに読む。

そして、イメージします。
説かれている世界を。
仕切りがない、法界うちゅう　は、
自分の内外で同じ。
だから、
ただ明朗の世界。

説かれている真言を唱えて、
その内容をイメージします。

何があるのか、
何も無いのか、それだけ。
ブッダに遇ったことはない。

どちらも、

惚れ込むように読んで、
それだけ。

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