加持はサンスクリット語adhiṣṭhānaの訳、
元々の意味は、
上に立つ、支えとなる。
お大師さんは『即身義』のなかで、
「加持とは、如来の大悲と衆生の信心とを表わす。
仏日の影、衆生の心水に現ずるを加と曰い、
行者の心水、よく仏日を感ずるを持と名づく。
行者、もし能くこの理趣を観念すれば、
三密相応するが故に、
現身に速疾に本有の三身を顕現し証得す」
とあり、
仏と我々との行い、言葉、想いのみっつが、
不思議な働きによって応じあうことが、
三密加持、つまり成仏の方法です。
ですから、
「もし真言行人有って、この義を観察して、
手に印契を作し、口に真言を誦し、
心、三摩地に住すれば、
三密相応して加持するが故に、
早く大悉地を得」
仏と相応するということは、
仏の心になり、仏の身体になること。
なので、
加持によって、
人間関係、経済問題、健康問題なども解決されるでしょう。
令和3 2021年元旦朝5時から、
お加持作法のライブ配信をします。
どうぞ、ご参座ください。素敵な年にしましょう。