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密教瞑想法私記3・本尊加持

仏教と密教

本尊とは『秘蔵記』41に、
「我が本来自性清浄の心は世間・出世間に於いて最勝最尊なり、
 故に本尊という
 又已成の仏の本来自性清浄の理も、
 世間・出世間に於いて最勝最尊なり。
 故に本尊という」

道場や仏壇に安置する仏像仏画は、
未熟の行者のために、
理想をイメージしたもの。

加持は『秘蔵記』61に
加は、諸仏の護念
持は、我が自行なり
とあります。
だから、
仏作仏業の中心。
観想は、
「想え、
 自身即本尊の身と成ると」

『菩提心論』に
「およそ今の人
 もし心決定けつじょうしておしえのごとく修行すれば、
 坐を立たずして三摩地、現前し、
 ここに本尊の身を成就すべし」
とあり、
本尊加持はその瞬間で、
菩提心に通達する方法。

「もし人、佛慧を求めて菩提心に通達すれば、
 父母所生の身に、
 速やかに大覚の位を証す」

(『菩提心論』)

大日経供養次第法には、
「この有相の所作は
 劣慧に応ぜんがために有相の説を存す」
ものであり、また、
「もし真言行者にして、
 財施等の勢力をもって、
 広く有情を助けることができないならば、
 ただ一心に月輪観等の法に住して、
 ひたすらに菩提心を観ずるがよい。
 さすれば、そこに自然に万行を具し、
 きよらかな事業の法を満足することができる」

とあります。

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