昔々、
インドに優秀な王様がいました。
王様には3人の王子がいました。
ある日3人は森へ遊びに行きました。
するとそこには、
飢えてやせ衰え、餓死寸前の虎の親子がいました。
親が子を食べてしまうかもしれない。
王子のうち、幼弟は、
この身は変わりゆくものである、
求めても満たされることはない、
と、躊躇することなく虎の前へ飛び下りました。
あとは、白骨が辺りに散らばるのみでした。
お釈迦さまの前世物語『ジャータカ』にある話です。
この話は「捨身飼虎図」として、
法隆寺「玉虫厨子」の側面に描かれています。
自らの肉体を布施する。
布施は貪りを消す方法、
いつか、根本的な愚かさも消します。
貪りは 不安から来るのではないかと思う事がありました
安心していればそれ以上は必要ないですよね
手放しても大丈夫を経験するのに
布施という行為をするのかと気がつきました