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心から始まる

仏教と密教

『般若心経秘鍵』に、
心について説かれています。

中川先生の『弘法大師聖語抄』から引きます。

「無辺の生死いかんが能く断つ
 唯だ禅那と正思惟のみ有つてす」

いつまでも続くかもしれない私達の迷いは
深い落ち着きと
正しい考えかたを修行することによって、
断ち切ることが出来るのである

「仏法遥かに非ず、
 心中にして即ち近し」

仏様のお説きになった教えは、
誰のものでもない
皆私達のものである

「真如、外に非ず
 身を棄てて何くんか求めん」

真理を悟るものは誰でもない
自分自身である。

「迷悟我れに在れば、
 発心すれば即ち到る」

迷いも悟りもひとごとではない。
自分自身の問題である。

「明暗他に非ざれば、
 信修すれば忽ちに証す」

世界は自分の心の在り方によって、
忽ちにそのすがたを改めるものである。

「行行として円寂に至り
 去去として原初に入る
 三界は客舎の如し
 一心は是れ本居なり」

総てのものは行き行いて死に至り
あらゆるものは去り去って墓場に入る。
人の世は旅に宿る仮の姿
心こそまことのよりどころ

イメージしましょう
大地にあおむけ、
手足を伸ばし
両掌は地面につけます。

床でも畳でもベッドの上でも同じ。大地としましょう。

背中一杯に大地とつながっています。
大地はすべてのよりどころ
大地があるからこそ
動物植物鉱物が存在できます
大地があるからこそ
いのちがあります。

自心も同じ
総てのよりどころ
悟り迷い好き嫌い苦楽も
そこから生じて滅します。

どのように思うか、
どうにでもできます。

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