何を食べるかよりも、
どう食べるかは重要と考えています。
同じように、
どのような言葉を
どのように出すかは大切。
口から出た言葉の音声は
相手の耳に入り、
脳で思考されます。
そして、
相手の脳から言葉や行いにつながります。
そうして私の目や耳に入ります。
すべての音声はそうして循環し、
行いと思いに影響します。
そして、
音声が心を作ります。
その心が何かの行いにつながる。
平安と歓喜、誤解と間違いが生じます。
『即身成仏義』に、
「三密加持すれば速疾に顕る」
行い、言葉、思いが、
自分以外の力添えによって、
悟りを成就させてくれる。
仏の言葉を真言と云います。
真言とは十分な思惟のこと。
『般若心経秘鍵』には、
「真言は不思議なり
観誦すれば無明を除く」
ことばによって、
おろかさの迷いが消える。
『声字実相義』には、
「仏の説法は、必ず文字によっている。
文字(音声)の主体は、見えるもの・聞こえるもの・嗅ぐもの・味わえるもの・触れられるもの・考えられるもの。
これらの本体は、
仏の行い、言葉、思いである。
これは宇宙法界に満ちている」
自分の口から出る言葉は真言・仏の言葉、
そう考えましょう。
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