角川ソフィア文庫の『仏教の思想』シリーズ。
各巻のタイトルをみると、
仏教とはどういうものか、想像できます。
1,知恵と慈悲<ブッダ>
2,存在の分析<アビダルマ>
3,空の論理<中観>
4,認識と超越<唯識>
5,絶対の真理<天台>
6,無限の世界観<華厳>
7,無の探求<中国禅>
8,不安と欣求<中国浄土>
9,生命の海<空海>
10、絶望と歓喜<親鸞>
11、古仏のまねび<道元>
12、永遠のいのち<日蓮>
このうち、
2,存在の分析<アビダルマ>と
4,認識と超越<唯識>を学ぶことが基本、
と考えています。
自分とは何か、
仏とは、心とは、宇宙とは。
そして心は何をしているのか。
宇宙は元素の蔵であり、
私も同じです。
さまざまな性質を含んでいる宇宙が、
私や私以外と一緒にあります。
その性質は、
私と私以外も共有しています。
自分と自分以外はほぼ同じ。
だから慈悲が生まれます。
そして、
菩提心という向上心によって、
何かが変化しているような、いないような。
コメント