仏教と密教 餓鬼のレベル 心には多くのレベルがあります。パターンといったほうが良いだろうか。仁義礼智信など、倫理道徳を大切にする心があります。人に情けをかけ、正しさを求め、他者を敬い、自分をわきまえ、偽りを言わない。仏教には、現実に生滅(はじめと終わり)があることと... 2020.07.22 仏教と密教
精進料理 キュウリのサンドイッチ 夏野菜の季節になりました。夏野菜は水分とカリウムが多く、とても陰性なので、陽性な夏にたくさん食べれば、陰陽バランスが調います。『食味風々録』(阿川弘之著)のなかに、サンドイッチという章があります。そこに、バッキンガム宮殿の園遊会で格別珍重さ... 2020.07.21 精進料理
仏教と密教 自己は完成するのか 東海道新幹線の車両はN700系。同じ車両だけれど、のぞみ、ひかり、こだまの区別があります。それぞれ、行先、停車駅、速度、サービスが違う。役割が違うけれど、同じN700系、同じ新幹線。同じようの仏さまに種類役割の違いがあり、僕らいのちあるもの... 2020.07.20 仏教と密教
仏教と密教 存在とは何か 物それ自体の独自の本性を自性 (svabhāva)と云います。もの・こと・こころが、常に同一性と固有性とを保ち続け、それ自身で存在するという本体。そういうものは無い、というのが空の立場です。常住不変唯一なものは無い。必ず、縁と条件によってい... 2020.07.19 仏教と密教
仏教と密教 『念持真言理観啓白文』を読む 4 帝釈天の宮殿にある網の目のひとつひとつが宝石であり、それが互いに照らし合っているように、念じる清らかな心の中も、そのように多くの仏が溶け合っています。一瞬一瞬の深い信心は宝石のようであると、十方の諸仏が証明します。自心の曼荼羅は悟りの世界で... 2020.07.18 仏教と密教
仏教と密教 『念持真言理観啓白文』を読む 3 八万四千の真理の蔵(経典、仏典)は、みな八万四千の陀羅尼門(密教、秘密の法門)です。この陀羅尼の教えは無尽蔵と名づけられています。その教えの通りに修行すれば、長い時間を経ずして大覚(さとり)の位を得、その教えをよくよく思惟すれば、速やかに心... 2020.07.17 仏教と密教
仏教と密教 『念持真言理観啓白文』を読む 2 一切の小乗大乗、顕教密教は、みな教えを表すもの。一字の中に諸法を保持する法陀羅尼一字の中に一切の教えの理趣を摂持する義陀羅尼一字を誦するとき、内外の諸災患を除き、究竟安楽の菩提の果を得る呪陀羅尼一字を観誦するとき、能く一切の妄想煩悩業障を滅... 2020.07.16 仏教と密教