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現象そのまま真実という立場

仏教と密教

車に置きたいから、
と紙のお札を頼まれて作りました。
紙札はサイズをどうするか、を考えます。
大きすぎても、小さすぎても・・・。
こういうお札も、
大日如来のシンボル
と思ってください。

『即身義』や『声字義』によれば
地大・水大・火大・風大・空大・識大
の六大=大日
です。
地水火風空識(モノと心)である大日は、
総てを生み出す主体で、
現象(曼荼羅、世間)は生み出される客体、
ですから、
私の身心は大日(六大)から生まれたもの。

でも、『即身義』には、
主体と客体のふたつがあっても、それを絶している
とあるから、
私の身心が大日、でもある。

六大(大日・真如)=現象であり、
個別の存在そのまま価値があるという
如来蔵の立場なので、
現象そのまま真実、
僕らの身体そのまま六大法身です。

地水火風空などはモノではなく、
如来の三昧耶身(いのちのあらわれ:シンボル)
ですが、
それはそうだと凡人は分からない。なので、
トレーニングして、六大=大日を体験します。
瞑想修行をすれば、大日が心底から発動してくる、
という感じ。
心を探求しましょう。

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