仏教徒のもっとも重要な行為が
菩提心を発すること。
その内容は、
社会悪を無くそうとする心、
仏法により、自己の向上させる心
迷う人々に利益を施そうとする心
です。
執着差別という侵略者と戦い、
みんなの向上を願うこと。
この菩提心を保つテクニックとして、
三聚浄戒があります。
①摂律儀戒
一切の諸悪をみな断じ捨てさること。
②摂善法戒
積極的に一切の諸善を実行すること。
③摂衆生戒
慈悲心にもとづいて衆生のために尽す利他行。
さらに、
『大日経』には
不応捨正法戒(正法を捨ててはならない)
不捨離菩提戒(菩提心を捨ててはならない)
不応慳悋正法戒(正法を伝えることを惜しんではならない)
不応不利衆生行戒(衆生を利益しないような事があってはならない)
の四重禁戒が説かれ、
これが、密教戒の本体、
悟りの基礎。