たくさん食べたい、
と娘が言うので準備。
もっとも重要なのは
新鮮な油を使うこと。
古い油は臭い。
臭いてんぷらはまずい。
次に大切なのは油消し。
この日は、
シイタケ出汁なめこ汁
大根おろし
なます
大根おろしは、
すり下ろしてから30分以上たつと、
味も香りも営養も無くなるので、
食べながらすりおろします。
衣は地粉と片栗粉半々で塩少々、
薄く溶いて、揚げるそばから食べる。
池波正太郎は、
「てんぷら屋に行くときは腹をすかして行って、
親の敵にでも会ったように揚げるそばから
かぶりつくようにして食べなきゃ」(『男の作法』)
と書いています。
揚げたてんぷらは、2~3分で味が変わってしまうから。
海塩、岩塩、無添加醤油、天つゆなど、
自分の好きな方法で食べます。
誰かが、
これで食べろ、などと指示してはいけない。
鍋に油が残ったので、
高野豆腐とゴボウを素揚げして、
生姜と醤油で煮しめ、一品にします。
これで残り油は無い。
アイキャッチ画像は、
奈良木のフキノトウ