一字金輪仏頂の真言は万能です。
あれもこれも、この真言でOK
『中院流の研究』には、
五百里内において余の尊法を修行するものの功徳をよく招き集める
日輪出でて多くの星の光を奪う如し
とあります。
namaḥ samanta-buddhānāṃ bhrūṃ
いたるところにおられる諸仏に帰命いたします、ブルーム。
bhrūṃは、
bhava、rajas、ūna、mamaの
四つの言葉で構成されています。
辞書を引くと、
・bhava
誕生 生起 期限 本質 存在 生
漢訳で、
有 諸有 生
・rajas
塵垢
・ūna
損減
・mama
吾我
自分、自我が有る、
と考える塵垢を損減して、
大我に帰一せしめる
ということ。
この真言を好きな回数だけ唱え、
菩提心を発せば、
罪障が消え、
心楽しく、
一切諸法皆空、
虚空の如く清浄。
金輪の境界は、
智慧・主体・自心と
慈悲・客体・自分以外の真実世界
がひとつになった状態。
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