すべては真実である、
という立場で、
その姿が曼荼羅です。
容姿、シンボル、文字音声 動きなど、
の曼荼羅。
誰が何をしても、曼荼羅というシステム。
『十住心論』第十秘密荘厳住心の章に、
「衆生の自心其の数無量なり。
衆生狂酔して覚せず知せず」
「若し法性を出でて、
外に別に世間の文字有りといわば、
即ち是れ妄心の謬見なり」
中川先生の訳では、
すべてのことは心のはたらきに依るのである。
人は誤ってその事実を知らない。
真理の世界と私達の生活とが、
別々のものだという考えは謬りである。
(『弘法大師聖語抄』第一輯)
この世界を構成しているものも、
それによって現れた、表現されたものも、
個体液体気体空間ちから、
姿持ち物文字動き、
全部曼荼羅。
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