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戒を楽しむ

仏教と密教

世間、親、師、友人、地球、自然・・・、
お世話になって生きている、
と考えると、みな恩人です。

その恩返しが、戒を保つこと。

『三昧耶戒序』には、
「諸仏如来この大悲・勝義・三摩地をもって戒となし、時として暫も忘るることなし」
とあります。
大悲(自身や恩人のように他人を観る)
勝義(最勝の智慧を求める向上心)
三摩地(心をまとめる瞑想行)
が、なぜ戒になるかと言えば、
一切衆生を観ること己身及四恩のごとくならば、
その身心を害したり、盗んだり、罵詈雑言したり、いじめたりもしない。
だから、自然と不善から離れる。

最勝の智慧を求めて勉強すれば、
物事の本質を知り、孤立的な執着と差別が無いことがわかる。
すると、自然に一切の悪を離れ一切の善を修し、自他を助ける。

心をまとめることも同じ。

日本の仏教には、戒律を守る習慣がほぼありませんが、
密教では、四重禁戒を保つことが必須です。
その内容は、

不応捨正法戒(怠けず常に勉強、修行し続けること)
不捨離菩提戒(悟りを常に意識すること)
不応慳悋正法戒(自分で修行した成果を惜しみなく伝えること)
不応不利衆生行戒(他者に親切にする)

この戒を保つことは、気持ちがいい。

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