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密教の拝みかた

仏教と密教

私のような愚か者凡人にも、
素晴らしい価値があり、
尊いいのちである、
と密教では云います。

さらに、
僕らが拝むのは凡聖不二観、
自分と仏が平等で、
間隔(仕切り)が無いことを探求します。
そして平等で仕切りがないから
自分=仏、
成仏(人格の完成)します。

自分が仏(完成者)であり、
仏が住むここは浄土である、
と頭で考えることはできますが、
はたして、実際の生活はどうなのか。
仏でないのに仏のふりをし、
とりあえず浄土ということにしていないか。

そこで必要なのが、
自己批判、反省懺悔です。
行い、言葉、想いを反省することにより、
自らの仏を隠すものが剥がれ、
浄土が現れます。

そして、
密教では懺悔反省の後に、
自己を拡充します。
念誦や瞑想によって仏性というエネルギーを充填し、
自己を自分が考えているものより、
積み重ねてきた歴史より
大きく広いものであると体験します。

次にすることは感謝。
仏が行うことは、
慈悲の実践。

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