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思考する道具

仏教と密教

真言は、サンスクリット語のマントラ( Mantra)の訳語。
manは思考する
traは道具とか器

真言によって真実を思考します。
但し、達人と凡人では、使いかたがちょっと違う。

『声字義』に、
如来の説法は必ず文字による
文字の所在は六塵その体なり

仏の説法は、
見えるものよって見えないものを
形あるものによって形なきものを
というように、
必ず何かの意味を外に表現する広い意味の文字による

ということ。

その説法の方法は、
文字の音声によるものもあれば、
眼に見える形としてのものもあり、
香り、味として表現されたりと、さまざまです。

見るもの、聞くもの、香うもの、味うもの等の(迷いのある)世界がその主体となっています。

つまり、
自分が関心をもった全ての物は仏の説法、
達人はそう見ます。

見上げればある青い空は、
「青い空」という言葉の本体は、
実際にある青い空です。
言葉が示す「それ」が仏、そう考えます。

自然界人間界の一切の事物と
人間の意識の対象と内容は、法身の行い・言葉・想い。
見る聞く嗅ぐ味わう触れる思うという本も同じ。

そのように、
全てに仏が現れているけれど、凡人には分かりにくい。

なので、
真言や瞑想行には、仏の真実が最もよく含まれているから、
それを理解したうえで、唱えたり拝んだりします。

☆ofuse(お賽銭)箱 

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