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すがたなき心、すがたなき悟り

仏教と密教

見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触れる、知ることは、
凡人にとっては迷い煩悩の原因。
達人なら、
それらはみんな、仏・宇宙・真理からのサイン

それで覚る。

それは心の現われ。

『大日経』には、

最高の智慧を悟る方法は、
実の如く自心を知る、
とあります。

自心に求めよ、と。

その心は、
本来、清らかで、
内にあらず。外にもあらず、その中間にもあらず、
得ようとしても得られない。

青でも、黄色でも、赤でも、白でもない。
長くもない、短くもない。
丸くもなく、四角でもない。
明るくもなく、暗くもない。
男でもなく、女でもない。

見えない、聞こえない、味わえない、触れない、
感覚ではわからない。

宮坂先生の『和訳大日経』には

・・・
大空の如く
思慮なく
思慮なきもの離るれば
涯なき空と同じ

心と空は形無し
すがたなき心すなわち
すがたなき悟りと同じ

心と空と悟りとは
ともども分かち難きのもの
かくて悟りの全智こそ
あわれみを根に
差し伸べる
救いの手だて成就する
・・・

無限で、感覚できない、
あるとか無いとかではなく、
印象。

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