心はどこにもありません。
身体の中にも外にも。
無いものが有るのか。
心が有る、
心は無い、
どちらからも離れます。
簡単に言えば、
脳の働きが心です。
太陽のあかるさ、
あたたかさ、
いのちをはぐくむ力、
そういうもの、
見えないけれど、ある。
目や耳で
見たり聞いたり感じます。
これは、感覚器官が感じるだけ。
それを、色や形動きを思い、
好き嫌いどちらでもないとはからい、
脳内に識別します。
脳は無限に録画できるDVDのようなもの。
一度録画されたら消えません。
膨大な量の記憶は、
どこに録画されたか忘れてしまいます。
そして、
何かを感じるたびに、
瞬間瞬間にDVDのいろいろな部分から無意識にダウンロードされ、
記憶を結合し、再生されます。
これは生まれては消え、
次々と休むことなく、続いていきます。
じっとしない、
川のように流れています。
心は体験の範囲です。
不思議なことはない。
だから実体、本体は無い。
生滅するから実体はない。
実体のないものは生滅しない。
だから、心は空である。何かと関係したら現れます。
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