キャッチボールと素振りを戒律とすれば、
守備練習やバッティング練習が定(じょう)。
成仏の方法、仏智を得る手段。
定は、
サマーディ(samādhi)の意訳で、
音訳なら三摩地、旧訳で三昧。
いわゆる坐禅瞑想。
『密教辞典』では、
妄念を離れて、心を一箇所に集中して動乱せず、
静寂安和の状態をいう。
wikiでは、
精神集中が深まりきった状態のこと、
とあり、
栂尾先生は、
三摩地(こころまとめ)
とフリガナを振っています。
『菩提心論』には、
三摩地とは、
こよなき悟りを身につけること、
即身成仏する道、
具体的な方法として、
日月輪観、阿字観、三密行、五相成身観
が説かれます。
『ヨーガ・スートラ』には、
「三昧とは修習bhāvanā。
修習とは修習せられるべきものを他の対象から捨離して、
それを心において何度も何度も反復専念すること
修習せられるべきものは、最高神と原理(諦 tattva)」
と、具体的に書かれていて、分かりやすい。
密教の場合、
修習すべきものは仏の五智、または本不生。
生きること、
暮らすこと、
助け合うこと、
観察勉強すること、
働き遊ぶこと、
を修習すること。
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