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食と性と無言行

仏教と密教

お大師さんの『十住心論』に、
心の体系が十段階にまとめられています。

愚童持斎心 から秘密荘厳心まで。

北尾克三郎さんは以下のように訳しています。
第一住心 生存欲
第二住心 倫理<善と徳>
第三住心 真理<神・哲学>
第四住心 無我論
第五住心 因果論
第六住心 唯識論
第七住心 くう
第八住心 主体と客体
第九住心 一と多
第十住心 個と全体の表記<マンダラ>

存在の分析にいろいろある、
ということです。

第一から第十へ心が発展する。
第一第九までが第十の中身である。
心は常に、第一から第十の間をうろうろ変化している。

いろいろ考えられます。

異生羝羊心いしょうていようしんは、
 雄羊がただ性と食に対する欲望をもって生きているだけにすぎない、
 そんな心。

秘密荘厳心ひみつしょうごんしんは、
 密教の曼荼羅世界ばんぶつありのまま
 自心の源底に到達し、
 ありのままに自身の数量を悟る。

爬虫類は、しゃべらない。
耳はあるから聞こえます。

食べ散らかしたり、食べ過ぎることは無い。
発情期以外に性行動も無い。
見るだけ聞くだけでしゃべらない。

飼われているという事情があるとしても、
これは、愚童持斎心なのか、
秘密荘厳心なのか。

まあ、生き物は生き延びるのが一番で、
人はしあわせがいい。

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