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仏教と密教

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身体と悟り・五蔵三摩地

『即身成仏義』に大日経・秘密曼荼羅品から引用した文章があります。  真言者円壇を   まず自体に置け 足より臍に至るまで  大金剛輪を成じ 此れより心に至るまで  当に水輪を思惟すべし 水輪の上に火輪あり  火輪の上に風輪あり」と。 謂く、...
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遍満する

真言にはいろいろな単語があります。よく聞くのが、オーン、ナモ(ノウマク)、ソワカなどかな。 spharaという単語もよく登場します。ソハラと唱えることが多い。 意味は、遍満する、拡がり満ちる、 大日如来が遍満している、慈悲が、智慧が、本来清...
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餓鬼のレベル

心には多くのレベルがあります。パターンといったほうが良いだろうか。 仁義礼智信など、倫理道徳を大切にする心があります。人に情けをかけ、正しさを求め、他者を敬い、自分をわきまえ、偽りを言わない。 仏教には、 現実に生滅(はじめと終わり)がある...
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自己は完成するのか

東海道新幹線の車両はN700系。同じ車両だけれど、のぞみ、ひかり、こだまの区別があります。それぞれ、行先、停車駅、速度、サービスが違う。役割が違うけれど、同じN700系、同じ新幹線。 同じようの仏さまに種類役割の違いがあり、僕らいのちあるも...
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存在とは何か

物それ自体の独自の本性を自性 (svabhāva)と云います。もの・こと・こころが、常に同一性と固有性とを保ち続け、それ自身で存在するという本体。 そういうものは無い、というのが空の立場です。常住不変唯一なものは無い。必ず、縁と条件によって...
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『念持真言理観啓白文』を読む 4

帝釈天の宮殿にある網の目のひとつひとつが宝石であり、それが互いに照らし合っているように、念じる清らかな心の中も、そのように多くの仏が溶け合っています。 一瞬一瞬の深い信心は宝石のようであると、十方の諸仏が証明します。 自心の曼荼羅は悟りの世...
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『念持真言理観啓白文』を読む 3

八万四千の真理の蔵(経典、仏典)は、みな八万四千の陀羅尼門(密教、秘密の法門)です。この陀羅尼の教えは無尽蔵と名づけられています。 その教えの通りに修行すれば、長い時間を経ずして大覚(さとり)の位を得、その教えをよくよく思惟すれば、速やかに...
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『念持真言理観啓白文』を読む 2

一切の小乗大乗、顕教密教は、みな教えを表すもの。 一字の中に諸法を保持する法陀羅尼一字の中に一切の教えの理趣を摂持する義陀羅尼一字を誦するとき、内外の諸災患を除き、究竟安楽の菩提の果を得る呪陀羅尼一字を観誦するとき、能く一切の妄想煩悩業障を...
仏教と密教

『念持真言理観啓白文』を読む 1

性格な意味、意義を知り、正確に唱えることが大切です。そうでなければ時間の浪費です。