米ぞうの家

『不滅の言葉』を読んでいたら、宗教詩人ラムプラサドの、 私は砂糖になりたくない砂糖をなめて楽しむのが好き という言葉がありました。 修行者は涅槃、寂静を欲しない神を愛し、神の栄光の様々な形をみて、味わうのを楽しむ、 ということらしい。 いい...

小野塚幾澄訳『吽字義』に、 「種々の方法によって、あらゆるものの［因縁］を観ずるに、　すべてのものが固定的な実体のあるものから生じたものでないこと、　すなわち［不生］であることが判明するからである」 とあります。 不生というものがあるのでは...

心は現象とすれば、 今が続いている、と考えられます。 過去現在未来は全て今。それは変化して、同じ今は無く、生じては滅する。 それが続いているだけ。 今を感じるのは心ですが、姿なく区別がないから清浄、心のみではなく、一切のものが清浄。 今は無...

毎日同じ経、同じ真言を唱えています。 ほぼ毎日読む同じ本があります。 毎日のように、同じことを縁者から言われます。 同じことを見たり聞いたりするたびに、こちらの目も耳も毎日変わっていますから、何度読んでも見ても聞いても勉強になるはずです。 ...

例えば、見ない聞かない嗅がない食べない触れない もしくはそれらに関心・執着を持たない。 すると、思いが止み、計らいや意識が休憩し、自我が無くなるかな。 深層心理の深いところ、いちばん底のDVDみたいなものだけになります。 そこには何でもある...

真実も空性ですから、孤立しない変化している同じものはない生じては滅する。 「今」だけが実在で他は虚仮。 今の中に、すべてが生まれ消えてゆく。 イメージしましょう。 今は大地や大空のよう。連続してすべてを含んで、無差別。 瞋り、貪り、愚痴、慢...