心を観察すると、
そのようなことがわかります。
万物の本体は地水火風空識の六大、
と密教では考えています。
・地(固いもの)、大地のように、一切のよりどころ
・水(流れるもの)水のように、清涼で悩熱を去る
・火(エネルギー)火のように、無知の薪を焼く
・風(呼吸) 風のように、一切の迷いの塵を除去する
・空(空間) 大空のように、一切の分別を離れて、染まらず、こだわらない。
・識(一切を知る心)上記五大によって表現される。
宇宙に遍満する六大と、
私の中にある六大に違いはないから、
私=宇宙と考えます
宇宙は六大の入れ物、と考えてもいい。
『即身成仏義』に、
「六大無碍にして常に瑜伽なり」
The six elements are unobstructed and constantly intermixed,(Essence)
とあります。
心とそれ以外、
真理を見るものと真理そのもの、
私と私以外は、
その性質働きから観れば、
お互いにさえぎることなく、常に相応し、とけあっている、
ということかな。
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