悟り(しあわせ)とは自心を知ること。
自心とは満月のように、
円満、潔白、清浄、清涼、明照、独尊、中道、速疾、巡転、普現。
私は、本来そのようなもの。
月は雲に覆われることがあるけれど、
その向こうに月はある。
自心は愚かさの迷いに覆われることがあるけれど、
その向こうに本来清浄な自心がある。
だから、
月輪観で、
雲ではなく月を観る。
汚れ煩悩ではなく、
仏がいることを観る。
毎朝、自心の月宮を観ずる。
こちらから月を見るのではなく、
月に坐る。
「朝朝もっぱら自心の宮を観ぜよ。
自心はただこれ三身の土なり。
五智の荘厳本より豊かなり」(『性霊集』)
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