そこには何がありますか。
それを無くしていきましょう。
部屋に坐って見ると、
壁があります。
それを無くす、消す、とイメージします。
そうすると、
自室というものはなくなり
ただの広い場所。
区別がない。個別は無い。
ひとつ。
観察しましょう。
何を思っているのかを。
それの枠をはずしましょう。
溶かしましょう。
それは無くなりますが、
何もないのではありません。
おそらく、
すべてのものは仮りにあり
実体はなく、
相手と自分の間に、
思いと思いの間に仕切りなく。
仕切りが無くなると、
全部ひとつになる。
思い通りにいかないことは苦しみですが、
思い通りにいかないことは妄想ではないかしら。
実体はないのに、自分で作ったもの。
思うことをやめ、
ただ深呼吸して、
息の出し入れだけを見て、
それから、観察してみましょう。
そこには区別されるものはなにもなく、
広く大きくひとつ。
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