千頭山立石寺 本堂屋根修復事業 趣意書
2024-05
ひとみなほとけ、の可能性
真言宗は如来蔵思想です。 『慈無量心観』に「六道四生の一切有情は皆如来蔵を具す」 『理趣経』第十二段に「一切有情は如来蔵なり、金剛蔵なり、妙法蔵なり、羯磨蔵なり」 『理趣釈経』に、「阿闍梨、弟子心中本有の如来蔵性を加持して金剛加持を発す」 ...
さあ、ごはんにしよう
大根やカブの葉はうまい。濃い緑色が、お腹や血液の滋養になるだろうな。ごま油で炒め、醤油で調え、ゴマを混ぜます。 素材や総菜、何かちょっと残ったとき、それらを春巻きにすれば、御馳走になります。 山芋はおろしただけではうまくない。すり鉢ですって...
暗闇と、ひとすじの光
暗闇ではじっとしているほうがいい。見えない何かにぶつかってしまう、危ない。 でも、暗闇は平等無差別無分別ぜんぶ闇だから、何も仕切りなく、ひとつの世界。 私の家も隣の家もない、闇だけ。皆見えないから境目もなく、ひとつで全体。 そのように、すべ...
肝臓に手を当てて寝る
布団に入る前、絆創膏で口を閉じ、仰向けに寝て、左手を肝臓がある右脇腹に当てます。 そうして、その時気に入っている真言を唱えながら、または、明日は何を作ろうかと考えながら寝ます。 私の安定法です。 OFUSEで応援を送る
無限になる
田中先生の『三昧耶戒序の理解』に、 大菩提心は最勝の妙慧を直観し、第十住心の智慧そのものになることである。三密瑜伽によ って宇宙大の一心が円現する。行者の苦悩はここにおさまる。 行人が 一心を知り 一心となる時、智と悲は 一切の制限をすてて...
精進
いやなことがある、嫌いな人がいる、思っていたのとは全く違う、それらは仏さまの戒め、そういう日々が仏道修行。 修行できるチャンス到来。 精進は、仏教修行カリキュラムのひとつです。梵語vīryaの意訳語。『梵和大辞典』を引くと、男らしさ、勇気、...
地獄を想う
宗教は、ものの思いかたを練習する、という面があります。仏教なら現実世界をどう認識するか。存在の分析(自分とは何か、世界とは何か) 心は自由ですから、何でも無限に思うことができます。現実が極楽だと思うか、地獄と思うか、自由自在。 朝、目が覚め...
ふたり並んで
君子は南面し左から日が昇るので上位とします。 右大臣より左大臣のほうがエライ。 陰陽では、左が陽性、右が陰性。 右の運転席は、助手席の言うことを聞いていればいい。 歩くときは、左側の人が、さっさと前を歩きます。右は後をついてゆく。 犬の散歩...
あなたはどこにいるの
人が亡くなると、火葬して気体になって、虚空と一体になります。 遺骨は大地へ帰ります。 虚空、大空は無限の象徴。大地はすべてのよりどころ。 身体は気体とお骨になるのが現実。そうではなくて、あなたはどこに? 私や心を探しても、見つからない。どこ...
先天的なもの・慈悲
いのちは、親の慈悲によって育てられ、世間の慈悲によって成長します。 優しさと思いやり、他を自分と思うこと。 子は、自分で生きるようになって、智慧を向上させます。 そして、私も慈悲によって子を育て、成長した子は智慧を得ますみちをもとめる。 生...