コンピューターは、
①入力装置―②記憶装置(メモリ)―③演算・制御装置(CPU)―④出力装置
で構成されています。
心の世界では、
万物の本体を、
地水火風空識の六大
万物の姿を、
四つの曼荼羅
個々の働きを、
身密・口密・意密の三密
と説明しています。
①入力装置は、
マウス、キーボード、スキャナーなど。
これは、
眼耳鼻舌身意の六根、感覚器官です。
この刺激によって、
心(迷いと悟り)が連続して生滅します。
②記憶装置は、
入力されたデータを一時的保管して処理します。
これは脳ですが、仏教の言葉なら識。
眼識・耳識・鼻識・舌識・身識・意識が
感じ、思い、計らい、区別します。
補助記憶装置としてSSDやHDDなどがありますが、
これは末那識(自我)と阿頼耶識。
時間的空間的に無限。
普段は認識できない深層心理ですが、
三摩地(深い精神統一)によって、
自分の思い通りにすることもできます
まあ、これは無くてもいいものです。
③演算装置は、
指示通りの演算を行います。
心のことで、梵語ではcittaとhṛdaya
中では四種類の曼荼羅が展開され、
データを計算・電送します。
- 大曼荼羅:目で見える姿で表現。
- 三昧耶曼荼羅:シンボルを使って信用の印を作る。
- 法曼荼羅:文字によって印を編集する。
- 羯磨曼荼羅:人間の行為による表現
これらによって、世界が開示されます。
装置の中ではand、or、notが繰り返され、
それは人生と同じです。
制御装置はCPU内部にあり、
同期を保つことを制御します。
これは一切智々(識大)、
絶対の世界をありのままに知る智慧です。
これは五大によって表現されます。
瞑想によって、そこへ達した人を、
覚者・ブッダと云います。
④出力装置は、
ディスプレイやプリンターですが、
三密のこと。
仏の秘密が出力されます。
秘密とは、
仏のおこない、ことば、おもい。
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