米ぞうの家

私はどこにもありません。でも、仮にあるとすれば便利です。私の身体はあります。宇宙もある。 存在とはなんだろうか。 どんな存在、モノも心も、他との関係が縁となって生じます。生じている間、条件によって変化し、そして滅します。 縁と条件、原因がな...

悟りも迷いも自心にあります。自分はどうあるかということ。 ああ、すでにさとっているんだすでにしあわせなんだと考えることができます。 何を思うかは料理に関係します。食べたものが血になって脳へ流れるから。 また、何をどのように作り、どのように食...

奥の院　５　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　20230816 〇真実を説く 大日経　秘蔵記　吽字義から

地獄界・餓鬼界・畜生界・修羅界・人界・天界・声聞界・縁覚界・菩薩界・仏界を十界と云います。 そういう心がある。 これらは、自分の外側ではなく、内側にすべてがあります。 凡人（迷い）の世界では、十の世界は別々に分かれています。仕切りがあるから...

『般若心経秘鍵』に、心について説かれています。 中川先生の『弘法大師聖語抄』から引きます。 「無辺の生死いかんが能く断つ　唯だ禅那と正思惟のみ有つてす」 いつまでも続くかもしれない私達の迷いは深い落ち着きと正しい考えかたを修行することによっ...

苦しみ、迷い、悩みの原因は、分別しているから。自他の間隔が広いから。 なので、無分別、自他不二の観に住すれば解放されます。 その観は、自心を知ること自心の源底に達することで、瞬間を体験します。 自心とは、大地の如くすべてのよりどころ水のよう...

『秘蔵記』などに、自心＝実相＝本尊が説かれます。 私の行いから一切の仏が生まれます。私の音声は真言。 そして、精神集中の時、心より本尊が現れます。 私の中には、ありのままの自然があります。それが仏です。 ですから、私の行い、言葉、想いは仏の...