小麦粉やそば粉など、
粉をそのまま食べるのは難しい。
吹けば飛んでしまう。
なので、
水や湯でこねてまとめます。
さらに、
細く伸ばしたり、薄く広げたり、
それを茹でたり焼いたり揚げたりして食べる。
粉自体には、どうしようという気もなく、
いろいろなものに変化します。
こうでなくてはいけない、
というものがないから、
何にでも変化する。
粉ひとつぶひとつぶはみな違います。
同じように見えるけれど、違う粉つぶ。
違う粉の集まりがあって、
それが縁と条件によって、
そば、うどん、パスタ、餃子の皮などに変わる。
区別すればうどん、そうめん、ひやむぎだけれど、
平等に見れば粉。
毎日の暮らしでは、
勝手に影を作って光が見えなくなっていることがあります。
何にでも変化する粉を見ていると、
そういうことに気がつきます。
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